壊れ方を知り、つくり方を考える。
自分たちの技術に確信をもつため、大工塾は実大実験に取り組む。

 

家をつくるとき、私たちは一定の強さの地震や風に対して壊れないように計画します。それは言い換えると、一定の強さ以上の力を受けた時にどのように壊れるかを計画しているとも言えます。その壊れ方を把握するために、家を構成するひとつひとつの構造要素がどのように壊れるのかを知ることはとても大切なことです。

壊れ方を知るために、実際に壊してみる以上の方法はありません。実大実験が重要だと考える理由です。
実物大の耐力壁や接合部をつくり、実際に力を加えて、耐力や変形の様子を記録し、壊れ方を観察する。渡り腮構法の成り立ちには、大工塾で繰り返し実施されている実大実験の成果があります。古くから伝わる技術も新しいアイデアも、実大実験によって性能を確かめられ、取捨選択された技術によって渡り腮構法は構成されています。自分たちの技術で確信をもって家づくりをするために、大工塾では実大実験に取り組んでいます。

水平構面_加力試験

2017年8月の大工塾で行われた実大実験の様子。

柱脚接合部の試験体7体、継手接合部の試験体8体、耐力壁(水平構面)の試験体3体、計18体の加力試験が、

2日間にわたり関東職業能力開発大学校で実施された。栃木県小山市

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