11月2日「とかちの林業 魅力体感ツアー」に参加してきました。
苗畑から高性能林業機械による伐倒、玉切りまで、木材生産の流れを追いながら林業の現場を訪問するというもの。現場の方たちの話を聞いたり、枝払いや間伐作業を体験したりと盛りだくさんな内容でした。
「この木が1本いくらだと思いますか?」(林業会社の方)
「・・・・・・・」(ツアー参加者一同)
「逆に1本いくらだったら買っていただけますか?」(林業会社の方)
「・・・・・・・」(ツアー参加者一同)
ツアーで一番印象に残った話。
値段がまったく思い浮かびませんでした。
樹齢45年超、樹高20m超の木から長さ約3.1mの丸太が3本とれるそうですが、その1本の値段は1,000円で出荷されているとのこと。参加者一同沈黙。そのだれもが、これではやっていけないと思ったに違いありません。
どこから手を付けてよいかわからないという林業の実状について、情報としては知っていましたが、まさにその現場に立ち会った瞬間でした。
高性能林業機械ハーベスターで伐倒されたばかりの樹齢45年超、樹高20m超のカラマツ。
2019年11月8日