―製材所社屋を建てる@十勝―
2021年2月24日
十勝・浦幌町。製材所の新社屋を建てる計画が進んでいます。
新社屋に使用する材木を取るため、カラマツ林を伐採しました。当初は択伐の予定でしたが、1.7haの小皆伐。樹齢53年。同い年です、私と。
伐倒、集材、玉切り、搬出。ひとつひとつの作業の積み重ねが原木を材木にしてくれます。今回、玉切りの作業が思っていた以上に繊細な作業であることに気付きました。一本の長い丸太をプロセッサーと呼ばれる機械で所定の長さに切っていくのですが、どこまでクサレが入っているのか、曲がりがどの程度か、時折、重機のコックピットから降りてコンベックスで長さを確認したり、プロセッサーを細かく操作して切る位置を調整したり、入念に確認しながら玉切りをします。この作業を担当するオペレーターさんに、私たち川下側のリクエストがきちんと届いていないと、欲しい梁や柱は手に入りません。それをはっきりと実感できたことが私にとっての収穫。
雪の積もった斜面での作業は危険を伴います。作業に携わる皆さんの無事を祈るとともに、感謝の気持ちが自然と湧いてきます。大事に使わなくては。
右下にクレジットの入っている写真は日比野寛太さんによるものです。ありがとうございました。