ー偶感ー
2023年4月14日
方形の家の屋根を施工してくれた大工の村上さん(村上建築工舎)が八角の屋根を刻んでいると聞き、仮組みの様子を見に飯能へ行ってきました。

方形の家と同じく中央はかぶら束で柱はなし。

四角形から八角形となり、角度、寸法は比べものにならないほど複雑になっているにちがいないと思い、どうやって寸法をだしたのか聞いたところ、「小平起こし」なるものを教えてくれました。

こちらが「小平起こし」の図。この魔法めいた図からあらゆる寸法、角度が割り出せるのだそうです。3分の1の模型をつくって組み上げ、各部がピタっ、ピタっと合ったときには鳥肌ものだったとか。

こちらが「小平起こし」からつくった型板。

じつに楽しい!村上さん、いいものを見せていただきありがとうございました!