北海道中川郡幕別町にある瀬上製材所を訪問しました。
十勝のカラマツを無垢の建築用製材として加工することに力を注いでいる製材所です。
カラマツは杉、ヒノキに比べ、ねじれ、反り、割れが大きく、無垢の製材として使うことは敬遠され、主に集成材やパレット材として使われてきたそうです。しかし、現在、道総研がコアドライと呼ばれる乾燥方法を開発したことで、建築用製材として利用しやすい材木を生産することが可能になったといいます。さらに、こちらの製材所では含水率を変えた自社ブランドの製材も生産しています。
北海道も北米のツーバイフォー材、あるいは集成材がほとんどということですが、自分たちで植え、育てた木で家をつくる。身近な材料を工夫して使う。家づくりとはそういうものだったはずと、あらためて原点を確認しました。
2019年4月24日